先週の日曜日、ようやく押し入れの「だわへし」に取りかかりました(1日で終わらなかったので、まだ途中です)。
※だわへしとは、井田典子さんの著書に出てくる、「出す・分ける・減らす・しまう」という片づけプロセスのことです
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なぜ片づけを始められたのか
長年「やらなきゃ」と思ったまま放置していたものに、とりあえず手をつけられた理由はいろいろあります。
- ずっと「やらなきゃ」と思い続けるのに疲れた
- オットが何でも出しっぱなしにしているので、それとなく諭したところ「入れる場所がないねん」と言った*1
- 「自分の中の基準」が見つかった
「自分の中の基準」とは?
ここでお伝えしたいのは「自分の中の基準」の話。
「自分の中の基準?何それ」と思われる方も多いはず。
ブログ本館でも少し前に書きましたが、原麻衣子さんの「すごろくノート」というものに最近はまっています。
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私が読んだ本で紹介されていたのは「デイリーすごろくノート」という「毎日書くノート」なんですが、もともとの「すごろくノート」とは“大きな夢をかなえるために書く”もの。
それで、「家の片づけ専用すごろくノート」も新たに作りました。
どんな家が自分にとって理想なのか、専用ノートに自由に書いていたら
「色の数を抑える」
というのが出てきました。
――その瞬間、自分の中で何かがカチッとはまった気がしたんですね。
もともと、私は
- 何でもシンプルなものが好き
- ゴチャゴチャしたものが苦手*2
- 服も基本は無地。せいぜいストライプまで
- ホテルの何もない部屋に入るとホッとする
- もちろん、MUJIラーです
というタイプ。
なのに、「色数」について、考えたことがなかったんです。
「あ、そうだった。私、色が少ない方がほっとするんだった」
と気がついたとたん、いろんなところが気になり始めました。
じゃあ、オットのランニンググッズがリビングに出ているのはイヤだよね*3。
色の氾濫がイヤなら、しまう収納の方がいいよね。
目に優しい家にするなら、使うグッズはなるべくブランドを揃えよう。
…などなど。
「色数を抑える」という基準が自分の中でハッキリしたら、いろんなことが具体的に考えられるようになりました。
目的地が見つかったので、前に進めるようになった感じ。
今まで「片づけなければ」と思うばかりで、理想のゴールが見えていなかったんです。
それが、「色数を抑える」という旗印が見えるやいなや、頭がそれに向けて急に動き始めるのを感じました。
色数を抑えるには?
↓
目に入る「色の数」を減らそう
↓
目に触れないようにするには?
↓
しまう収納がベスト
↓
どこにしまおう?
↓
押し入れを片づければ、入れられる!
↓
押入れを片付けよう!
…なんだか「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいですけど、こんな感じでした。
理想の部屋のイメージは今までも持っていたし、本もかなり読んでいたので、ビジョンはちゃんとあるつもりでいました。
それが、「色数を抑える」という言葉に変換できたことで、私にとってわかりやすいゴールになったんですね。
自分でもびっくりな体験でした。
自分のモノサシを作ろう
「自分軸」とか「自分の価値基準」とか「自分のモノサシ」とか、呼び名は何でもいいんですが、
自分にとって
- 何が大事なのか
- 何を優先したいのか
- 譲れないものは何なのか
を知ることはとても大切。
それがあるかないかで、人生の幸福度・充実度がかなり変わってきます。
そして、それはあなたにしか作れません。他の人が代わりに考えたり、決めたりできないからです。
人から押し付けられたモノサシでは、幸せに感じませんよね。
たとえば、私が超人気インテリアデザイナーの設計したカラフルな部屋に1泊できたとしても、たぶんちっとも休めた気がしないはず。
だからこそ、「自分のモノサシ」が必要なんです。
そして、「自分のモノサシ」は「頭の片づけ」のマストアイテム。
私も言語化できていない「自分の基準」がまだまだあるはずなので、少しずつ作っていきます。