必要な量だけ買う



母は、売り出しの時に何でもふたつずつ買う癖がありました。おしょうゆも2本。ツナ缶も2パック。
それを見て育ったので、そういうものか、と結婚当初は当然のようにふたつずつ買っていました。
あたり前ですが、消費と購入のバランスが崩れて、ストックはあふれるし期限も切れます。
「これはおかしいんじゃないか」と気づくのに実に5年近くかかりました…。


ようやくその癖は直しましたが、最近、ふと「要る分ずつ買えばいいんじゃないの?」と思いました。
きっかけは、エコナセイカツというブログで人気のマキさんの本(何冊か一気に読んだので、どの本が、とは言えないんですが)。

マキさんは「週末にまとめて食材を買い、ざっくり1週間の献立を決めて主菜は下ごしらえをして保存、副菜は作りおきしておく」というルーティンで料理をされています。
つまり、原則「1週間で食べきれる量を買う」ということです(残ったらお弁当のおかずにしたり、冷凍もされるそうです)。
「ああそうか、食べる分を買えばいいんだ」と気がつきました。何年主婦やってるのさ、という恥ずかしい話なんですけど。


今までは、“売り出しのものを主に買い、それを元に献立を決める”方式でやっていました。お肉などはまとめて買ってとりあえず冷凍。フリーザーにある程度ストックがあった方が安心、と思っていました。
でも、野菜などは売り出しだとつい買い過ぎてしまいます。それを慌てて無理やり食べたり、うっかり傷ませたりすることも。
よく考えれば、もったない話です。フリーザーだって長期保存すればやっぱり味は落ちます。


いくら安くても、おいしく食べられなければお金のムダづかい。
そう思って、だいたい1週間で食べ切ることを考えて食材を買うようになりました。その結果、冷蔵庫の中がだいぶスッキリ。


ちょっとのことで生活が変わると手応えがあって、楽しいです。