灰色の男たちとの戦いに勝った!


みなさま、ごきげんよう。気づけばもう10月ですね……。おほほほ(とほほほ?)。

もう「ゴタク」はいいですよね。

「再開します」とか「決意表明」みたいなものを書くとなぜかいつも挫折してしまうんですもの。
逆張りくんはもういいや、と思いしれっと書くことにしました。

毎週月・水・金、17時更新予定です*1
書けることを書く。まずはそれだけです。

時間がなくなったのはなぜ?

さて。今日のお題です。

体調を言い訳にできないくらい回復してからも、
「昔はブログもっと書けていたのにな~、本も読んでいたはずなのにな~。なぜだ?」
とブツブツ言っておりました。

理由はちゃんとあったんです。はい。

それは「ネット小説」。

しんどい時に読むとやめられなくなってしまってですね。

活字中毒のワタクシ、何かは読みたい。でも疲れているから難しい本は読めない。
という時にネット小説に走ると大変危険です。

これで何度、睡眠時間ややるべきタスクをパーにしてきたことか。


節度を持って読めるなら、何の問題もありません。
普通に手に取れる小説と何ら違いはありません。

ただ、私は過集中という困った気質がありまして、「ちょっとでやめておく」ということが苦手です。
ほぼできません。


これはもう、アルコール依存症患者の対処法と同じで、「1滴も飲まない」=「そのサイトを開かない。1文字も読まない」しかありません。
頭ではわかっているんですが、なかなかねぇ。
やめては再開、やめてはまたドツボにハマる、を繰り返しておりました。

「そんな私は好きですか?」

先日読んだ今井孝さんの『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』という本に、面白いことが書いてありました。

「幸せ」と「一時的な快楽」の違いを見極める

見分けるための簡単な方法は
「それをしている自分自身を好きだろうか?」
と自分に問いかける(P125)
※一部要約しています

毎日幸福な2時間を持つことで、人生の幸福度を上げられる、というテーマの本です。
その中に、「幸せ」と思っていても実は「一時的な快楽」の場合があるので、違いを見極めましょう、とありました。
見極め方は
それをしている自分が好きかどうか
だそうです。なるほど。


だったら簡単だ。私は「ネット小説を読みふけってしまい、何もやるべきことをしない自分」が好きではありません。
わかればやめられるんだよね。うんうん。

――と簡単ならよかったんですが、そうは問屋が卸さなかった。
※これは悪癖をやめる方法ではなく、あくまで幸せか一時的な快楽かを判断するためのものです。
使い方がそもそも間違っていますので、本に問題はないことをお断りしておきます。


ということで、いよいよ最終兵器投入となりました。
そう、アレです。

灰色の男たちが裏で手を引いているとしたら?

このブログのタイトルは、実はミヒャエル・エンデ作『モモ (岩波少年文庫)』の「灰色の男たち」の裏返し、から来ています。
www.yasuko659.com


灰色の男たちというのは、一生懸命生活している町の人達に言葉巧みに時間を節約させ、その時間を奪う「時間泥棒」だったんです。
そこで、想像してみました。

私が毎日ネット小説を読んで無駄にたれ流している◯時間は、実は裏で灰色の男たちが操って奪っているのだとしたら?
ネットの向こう側で、灰色の男たちがほくそ笑んでいるとしたら……?


――絶対にイヤぁぁぁぁぁ!!!!!

私は即座にログアウトし、ブックマークも削除しました。
読むのに愛用していたiPadもなるべく視界から遠ざけるようにしました。

効果恐るべし。

その後、まったく禁断症状は出ていません。
数日様子を見て大丈夫だったので、完結間近で気になっていた作品だけ見に行ったのですが、目的のページだけ見て即帰ってきました。

何時間もサイトを閉じられなかった今までが嘘のようです。

そんなに灰色の男たちが嫌だったのか…。

うん、なんか「ナマハゲが来たら怖いから早く寝ようね」という幼児レベルの気がしてきた。

おかげでブログに復帰できました。

でも、効果があるなら何でも使いたい現在、これでブログが書けるならいいよね、と開き直っています。


最近は新たにタスク管理の方法を始めたり、生活から未完了を減らそうと工夫しているところです。

「工夫、実験、記録」ですからね。
また報告します。

*1:と言いながら、今日は木曜日ですが。「ほぼ」ということでお許しください