「今ここ」の練習中

「今ここ」ということばをご存知でしょうか。

マインドフルネスの本などによく出てきます。
簡単に言うと、「今この瞬間」に集中することです。


しかし、悲しいかな人は「過去の後悔」や「未来の不安」ばかり考えて、なかなか「今この瞬間」に集中することができません。


もちろん、私もそのひとりです。
今ここ、と思っていても、すぐ脱線してしまいます…。

少し前に、ふと気がついたこと。

手を洗ったあとに、ちゃんと拭いたつもりなのに気づくと濡れている。
別に、あわてていたわけでも、料理中に次の作業が迫っていたわけでもありません。


「なぜだろう?」
と考えて、思い至ったのが
「次のことに気持ちが移ってしまっているから」
でした。


あわてる必要もない時に、もう次のことに「気もそぞろ」になっているんですね。
「落ち着きがない人」の見本ですか、という行動。

「早くしなさい!」の後遺症かも。

子どもの頃、本当にやることが遅くて、しかもすぐ気が散るので、いつも母親に
「早くしなさい!」
と追い立てられていました*1


その癖がついてしまったのか、
「何かをひとつずつ、ゆっくりやる」
というのが、自分の中にない気がします。


たとえ時間があったとしても、ゆっくりでよくても、バタバタと何かを終わらせて
「ハイ次!」
みたいになっている。
ムダにアドレナリン全開、臨戦モードですね。

これを改められたら、「今ここ」に近づける?

と思ったので、試しているところです。


毎回はできていませんが、意識してていねいに拭くようにしています。
すると、ちょっと気持ちが豊かになります。
自分に手をかけている感じがするのかもしれません。

「今ここ」の練習は、ちいさなことから。

私の場合は「手を拭く」ことでしたが、それが何かは人によって違うはず。

ちいさな、
「適当に流してしまっていること」
「雑になってしまうこと」
を探してみてください。


ちょっとしたきっかけで、「今ここ」に少し近づけるかもしれませんよ。

30日間チャレンジもやってます。

7月だ!サバティカルだ!と浮かれていたらもう今月もあと少しじゃないですか。
ブログ、もう少し書きたかったんですが。


今は30日間チャレンジに力を入れているので、そのせいにしておいてください。


30日間チャレンジというのは、筆子さんが提唱する「習慣化の方法」です。
minimalist-fudeko.com


私のやり方は、筆子さんの記事とはちょっと違うかもしれません。
チャレンジ内容は、また改めて。

*1:外食の時にメニューを選ぶとか、ご飯を食べることそのものも遅かった