幸福度を上げる時間の使い方(後編)

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昨日の続きです。

「自分にベストのものを与えるのが、幸福度を上げる簡単な方法」。
じゃあ、時間も「ベストな時間=楽しい時間」を増やせばいいんじゃない?――という話です。


「楽しい時間を増やしましょう」と言うと
「じゃあ会社はどうするんだ」
「家事はサボれないし」
「嫌なことをやらなきゃ、生きていけないよ」
と思われる方。ちょっと違います。


「楽しいこと“だけ”をする」じゃないんです。

「毎日旅をしたい」
とか
「好きなことだけやって生きていく」
も長期目標としては素敵ですが、いきなり明日から
「ひゃっほう!自由だ!」
はかなり難易度が高い。


私が考えているのは、

  1. 自分が自由にできる時間を増やす
  2. 自分が自由にできる時間のうち、本当に楽しい時間を増やす

です。


言い方を変えれば、
「本当に好きな時間を過ごせば、スマホをいじる時間が減るのでは?」
になります。
※「スマホをいじる時間」とは、「あとで後悔する時間の使い方」の一例。ご自分がもっとも「もったいないことをした…」と反省するものを当てはめてください。


実は、これも体験がきっかけ。
去年の秋、とあるライトノベルにハマりました。

毎日電子書籍を読んだり、関連サイトを見ているので、
「スマホ*1を見ている時間」
はほぼ変わりません。
でも、満足度が全然違いました。


気づけば2時間経っていた、という時でも、
「ああ楽しかった」
と思うのと、
「ああ、またつまらないものを見てしまった」
と疲労感が押し寄せるのとでは、まったくの逆。


もちろん、仕事の時間は変わりません。
家事もそれなりにあります。
じゃあ、どうやって本を読む時間を捻出するか、真剣に考えました。

すると、自然に(私にとって)どうでもいいネットを見る時間が激減しました。
あれだけやめられなかったネットニュース徘徊も、気づけばしなくなっていたんです。


そこで、「ああ、モノの時と一緒だ」と気がつきました。
「満足度の高い時間」を過ごせば、毎日の満足度が上がるはず。

  • 自由時間は(実は)あるんだけど、満足度の高い過ごし方ができないから、疲れたり、不満を感じているのでは?
  • 「自由時間の総量」が同じでも、本当に楽しいと思える時間の割合を増やせば、満足度は上がるんじゃないか。

――というのが私の仮説です。


もちろん、コロナ禍でいろいろな制限はあります。
自由度は下がっていますが、「家の中でできること」や「ちょっとした幸せ」はありますよね?
ゆっくり寝るのが幸せ、でもお風呂に入るのが幸せ、でもいいんです。


コツは、「本当に自分が好きなことかどうか」見極めること。
「世間一般と照らし合わせてどうか」とか「人に言っても恥ずかしくないか」といったことはこの際どうでもいい。
むしろ、「人からどう思われるか」は捨てた方が幸福度は上がる。
のではないかと考えています。


まだ、あくまで仮説。これからいろいろ試してみます。

*1:タブレットの時もあります