幸福度を上げる時間の使い方(前編)

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今年の目標のひとつを「楽しい時間を増やす」にしました。
「楽しい時間を増やせば幸福度が上がる」とひらめいたからです。


「何を当たり前なことを言っているのか」
「そう簡単に増やせないでしょ」
と反論されそうですね。


たぶん、考え方を変えれば「楽しい時間」は誰でも増やせます。
ただしこれは「仮説」。この思いつきひらめきが本当か、今年1年かけて検証します。


長いので前後編に分けています。
簡単に言うと

  • モノを「自分の好きなもの限定」にすれば、幸福度は上がる
  • 時間も「自分が楽しい時間」を増やせば幸福度は上がるのでは?
  • 「自分にとって本当に楽しい時間」を知ろう

というお話です。


結婚する時、ある仮説を立てました。

身の回りのモノを「お気に入り限定」にすれば、モノは増えないのでは?


この仮説にのっとり、新居には好きなものを厳選。

百均やスーパーでも買えるようなキッチン用品でもこだわって選び抜き*1、家具も大好きな北欧調のものを揃えました。


母は「もったいないから、あるものを使えばいい」というタイプ。
緑茶を入れる茶筒がほしいと言うと「お茶の○○園」と書いたものを出してくるし、タオルは亡くなった祖母が箱いっぱい遺していたものを使えと言うような人です。
当然、私の主張にあきれたり諭したりされました。


私はそういうのがとにかくイヤでした。
せっかく自分の自由にできる家を、世界一好きな場所にしたかった。
その思いで、妥協せず突っ走りました(予算の範囲内で)。


――10年以上経ち、私は仮説を証明できた。と思っています。
母の反対を押し切って買った、シンプルなステンレスの茶筒は今も愛用品です。

本当に好きなものを買うと、毎日見るだけで満足だし、使っても満足なので、他に欲しくならないんです。
食器もほとんど増えませんでした。自分では母の食器好きが遺伝したと思っていたのに。

壊れたもの以外、買い換えたものはありません(たぶん)*2


実家を離れて、見えてきたこと。
母は自分を満たしたことがないのだと思います。「本当に欲しいものを手に入れていい」と自分に許可が出せていない気がします。
だから、本当に欲しいものを封印して妥協したものばかり買い、結局満たされないからまた買う。
そうやってものが増える。これは洋服でも同じです。


自分の体験から、「(できる範囲で)自分に最高のものを与える」のが、幸福度を上げるベストの方法だと言えます。
去年後半くらいから、「これを時間に応用できるのでは?」と思い始めました(後編につづく)。

*1:例:ボウルは柳宗理のシリーズ、味噌こしは2000円くらい、など

*2:ちゃんとしたものを買ったら「丈夫で長持ち」なのも収穫でした