- はじめて本格的に掃除します
- 動画で予習。でもカバーを開けると…
- お掃除機能がついていても、掃除しなくていいわけじゃない
- 「霧ヶ峰」(三菱)は内部掃除がしやすい
- 汚れてない?
- 裏ワザを使う
- まとめ
- おまけ
はじめて本格的に掃除します
世のキレイ好きな方々には信じられない話かもしれませんが、我が家のエアコンは2013年の設置以来、本格的な掃除はしたことがありませんでした。
冷房後に「内部クリーン」という機能を使うと出てくる熱風の匂いが年々カビっぽくなり、気になっていました。
いかにも体に悪そうで。
※内部クリーンとはこんな機能↓
www.kajitaku.com
動画で予習。でもカバーを開けると…
「今年こそはシーズン前に掃除するぞ!」と決意。準備として、手順動画もたくさん見ました。
- 素人でも、カバーを外せばある程度掃除ができる
- 専用のスプレーを使えば、奥のファンもそこそこキレイにできる*1
じゃあできるかも!と思いました。
参考にした動画のお一人は主婦で、
「一度プロのクリーニングを頼んだ時に、横でプロセスを全部見て覚えた」
という強者。その方が動画の中で
「メーカーは違っても、だいたいエアコンはどれも似たような作りです」
と言われていたので、そんなものか、と納得。
確かに、他に見た動画もほぼ同じでしたし。
では、とおもむろに前のカバーを開くと、動画にはなかったものが目に入りました。
「何だっけこれ?」
説明書を改めて読み込みます。←先に読んでおけ
最近のエアコンには「自動お掃除機能」がついているものがあり、我が家のエアコンは実は「お掃除機能付き」だったのです。
※見えたのはホコリをためておくボックス
忘れてた…。
お掃除機能がついていても、掃除しなくていいわけじゃない
このエアコンは、「(前のが)使おうと思ったら壊れてた!」という時に急いで買ったもの。
深く調べずに「お掃除しなくていいならその方がいい」と思って選んだんですが(思い出した)、だからって何もしなくていいわけじゃないんです。
むしろ、今回調べてわかったのは
- 自分で本格的にクリーニングするには機能が複雑な分、大変
- プロに頼む時も費用が高くなる
というやっかいなもの、でした。
早く知りたかった…。
「霧ヶ峰」(三菱)は内部掃除がしやすい
我が家は初代も2代目も「霧ヶ峰」です。
結婚前に紹介された電気屋さんで家電をそろえる時、店員さんが
「エアコンは三菱がいいですよ」
と言われたから、というのが選んだ理由。
かなり前の型ですが、それでもいろんな動画に比べると、各種パーツが外しやすい。プロの業者さんも「霧ヶ峰は昔から扱いやすい機種」と言われていました。
説明書に「中は自分でしちゃダメ。気になる時は販売店に相談を」と書いてありますが、自分で掃除できる範囲がかなり広いです。動画だとたどり着くまでに大変そうだったファンも説明書通りにパーツをはずしていけば、簡単に見ることができました。
汚れてない?
動画だと、思わず目をつぶりたくなるような「カビがびっしり」状態がほぼ100%出てきます。
覚悟して中をのぞくと、
「…案外きれいなんですけど?」
フラップ(風向きを変える吹き出し口の羽根)の一部に、少しだけカビがありましたが、目でわかったのはその程度。
中もファンも、ホコリやカビが見当たりません。手で触れてみても、指に汚れはつきませんでした。
お掃除機能、役に立っていたのかも。
結局、前カバーをはずしただけで外側全体ははずすことなく、
「ホコリを取る」
「手が届く範囲を薄めた台所用洗剤で拭く→水で仕上げ拭き→乾かす」
だけにしました。説明書通りのお手入れで終了。
今回掃除したエアコンは寝室のもの。
- 夜、寝る時しか使わない
- 夏しか使わない*2
- 寝室なので汚れにくい(油や煙、匂いなどが影響しない)
などがよかったのかもしれません
もちろん、毎回内部クリーンで結露を乾かしていたのも効果があったようです。
裏ワザを使う
さらにネットで調べていると、驚きの事実が判明。
「うちのエアコン、気になるのは内部クリーンの時だけだった…」
結露を乾燥させているため、内部クリーン時は「ある程度匂いは出て当然」という説も。
冷房中の匂いは気にならなかったので、それほど汚れていなかったのかもしれません。
ただ、この匂いを軽減させる裏ワザがあるそうです。
裏ワザと言っても、メーカーに電話で問い合わせした時に教えられた、というもの。
その方法は、
- 窓を全開にする
- 16℃(またはエアコンの最低温度)で1時間冷房する
- その後、送風で1時間運転
nlab.itmedia.co.jp
三菱電機の回答なので、我が家は使えます!
※記事では「1時間冷房して終了」になっていましたが、念のためそのあとに送風もしておきました
結局、使うつもりだったファン用スプレー2本セットは出番なし。
今回はこれで様子を見ることにします。
まとめ
- フィルターは月に1回程度掃除しよう
- その他のパーツは3ヵ月に1回=シーズン終了後だけでOK
- 内部クリーンはカビ発生を抑える効果あり
- 匂いが気になったら「窓全開、16℃で1時間冷房」を試す
- 部屋を掃除しておくと、エアコンのホコリもたまりにくい(ココ大事)
今回、動画をたくさん見て、実際に自分でパーツをはずして掃除するという体験をしたおかげで、フィルター掃除くらいなら簡単だ、と思えるようになりました。
お掃除機能というのは、あくまでフィルター掃除の回数が減らせる(フィルターの下にある熱交換器=フィンにホコリが溜まるのを防ぐ)もの。
こまめに自分でフィルターが掃除できれば、不要と言ってもいいものです。
しくみがわかったことで、気分的なハードルはかなり下がりました。
本格的にエアコン稼働のシーズンに入る前に、ぜひお使いの機種の説明書を読んで、フィルターを掃除してみてください。
一度やると、次からはラク。
こまめに手入れをすれば手順を忘れませんし、費用と時間の両方をカットできます。
おまけ
ルームエアコン「霧ヶ峰Zシリーズお掃除動画」【三菱電機公式】
2017年型(お掃除機能付き)のパーツはずし方動画です。2013年型よりさらに簡単になっています